Diary

2012年09月05日(水)

「いいこと」してあの世に行こうなんて、人間の浅知恵だぜっ

いつでも親切で、「いいことしよう」「みんなのためにがんばろう」などと、
張り切っている人って、ときどきウザく感じませんか?

たしかに、いいことは大事。 カラダにいいこと、こころにいいこと、社会にいいこと・・・。
でも、過剰に「いいことマニア」になるのは、しんどいし、

なにか意図的ないやらしさを感じはしませんか。
世の中、正論ばかりで息苦しいと感じたことはありませんか?

 

親鸞という私がリスペクとしている坊さんがいます。

学校の教科書で「悪人正機説」などという言葉を教わったかもしれませんね。
このお方、こんなおもろいこと、言ってます。

「善人なほもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」

善人ですら、極楽浄土へ行けるんだから、
当然、悪人も極楽浄土へ行けまっせ。

ええ!? 善人が天国へ行けるのは当たり前なのに、
「善人でさえ、天国に行けるんだから、悪人は当然行ける」とはいったい・・・。

善人が「いいことしよう」と考えるこの心には、
自分の力でなんとかしよう、救われようという、
あさましい計算が働いているのだと親鸞は見抜いているのです。

自分の力でなんとかしようというのは、「自力」といいます。

いっぽう、阿弥陀様の力におすがりして、
それこそ、阿弥陀様を信じて自分は死んでもいいぐらいの熱いキモチを「他力」といいます。

小利口に立ち回れるひとやクレバーな「いいことマニア」ですら、
その計算づくめのいやらしさを阿弥陀様は許して、天国へ誘ってくれるんだから、
無知で純朴で、人にだまされたりする不器用な人たちは、もっともっと救われる、
というワケです。

私も時々見返りを期待して、他人にいいことをやったりしますが、
そんなことは不必要だし、心の害になる場合もあるんですね。

 

善人の上にも、悪人の上にも等しく太陽は輝き、雨は降り注ぐのです。

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