Diary

2014年10月13日(月)

禅語解説「隻手音声」

「隻手音声」 。
「せきしゅおんじょう」と読みます。白隠の言葉。

白隠は修行者たちにこういった。
「隻手声あり、その声を聞け」。
その意味は「両手を叩くと音がする。
では、片手ではどんな音がするか、言ってみろ」。

なんだか、実におもしろいクイズのようです。
だけど、なかなかこれには、答えられない。
片手の音を言ってみろ、と言われたって。。

でも、それで十分。 うーん、と考えただけで十分なのです。
禅の言葉とは、 人を思考のギリギリのところまで追い詰めるのが目的の一つ。
普段では考えないことを必死で考えさせる。
それが狙いです。

私たちは、いつも常識に則って行動しています。
それは自動化されたいい加減な「刺激→反応」です。
うわのそらになってる。 禅はそれを戒めます。
いま、この瞬間を必死で生きろと。

禅は常識を嫌います。
常識なんて、クソ食らえと言っているのです。

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