Diary

2014年10月13日(月)

禅語解説「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺す」

臨済義玄禅師の激しい言葉です。

「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺す」(臨済録)。

えー、仏さまをぶっ殺してしまうんだ、 自分が崇拝する人を!
師匠を殺すならともかく、 私たちはブッダに少しでも近づくべく、生きています。
そんなブッダを殺してしまう、その心境とは・・・。

仏というのは、絶対であると考えがちですが、
仏教の教えでは、この世に絶対はありえません。

すべてが仮の世界で、実体など存在しない。
ブッタは自分が絶対でも永遠でもないと教えています。

仏教には、落ち着く場所はありません。
のんびりあぐらをかいて、居眠りする場所などないのです。

常に、運動。動いている、いきいきしている。飛び跳ねている。

宗教は、ドグマだと言われます。
ドグマとは独断と偏見に満ちた教義のこと。

つまり、居座ったら、人間おしまいなのです。
もし、あなたが「巨匠」だの「レジェンド」などと言われたら、
真っ赤になって、怒るところです。

常に、現役。常に一年生。
それが禅の世界なのでしょう。

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